貴方が私に望むのは・・・
君里太夫が桜の間につく。

「御晩どすえ。お相手さして貰います、君里どす。」

「おお、えらい上玉がきはったなあ、さあさあ君里こっちに座れ。」

「よろしゅう。お酌しましょうか?」


「そんなことせんでいい、せやからはようこっちに来い。」


「そうだぞ、君里。」



そうして今日もこのうちの一人に身体を売った・・・



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