カモミールに恋して
連夜side



夏花から見せられたメモ帳には



『好き』




という 2文字が書かれていた




たった2文字の言葉だけど

その言葉にはたくさんの思いたちが

詰まっていて――…





ふいに夏花の方を見ると

俺にむかって微笑んでいた




俺は夏花をベンチから立たせて言った






「安藤 夏花さん。

俺…木下 連夜は

あなたのことが 大好きです


ずっとその笑顔を

見ていたい………


俺と付き合ってください」




夏花は無邪気な笑顔で

首を縦に大きくふった








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