Time Limit
「はい!ホテルはここ!」
すると男の人は受け付けに行った。
「甲賀様。お疲れ様です」
本当にこの人の家が経営しているホテルなんだ・・・・・
ってこの男の人、甲賀っていうんだね。
「君たちの部屋は201号室ね!ゆっくりしていってよ」
「ありがとうございます」
あたし達はその部屋に向かった。
鍵で開けると、あたしは部屋に入っていった。
「なぁ相。あいつ絶対何か企んでるよ」
「どうしたの急に?」
「だって自分の家がホテル経営してても普通、タダで泊まらせないだろ?」
それはあたしもそう思ったけど・・・・・。
でもあの人、すっごい優しそうな顔してたし・・・・・
「とにかく。相は絶対俺から離れるなよ」
「本当にどうしたの・・・・?翔・・・・・」
さっきまでの翔の優しい表情は、どこに消えたんだろう?
今の翔の顔は・・・・・・。
今までに無いくらい、真剣な顔だった。