放課後姫とヤンチャな騎士
「梓ちゃんには相当追いかけられたわ…
思い出しただけでも寒気が!!」


澪は身震いするとため息をついた。


「何?
何の話からこうなったの?」


臣が言うと、澪が事情を説明した。


「うーん…
それなら協力してあげないと。
…俺も付き合うからさぁ。」


臣は苦笑いを浮かべながら言った。


「本当ですか!?
ありがとうございます♪」


乃里子はぱぁっと笑顔になった。


「…臣が言うなら仕方ないかぁ。
分かった、協力します!


澪は諦めたように言った。


「もう終わった?」


客間の扉の隙間から、操が顔を出した。


「終わったよ♪
遊ぼっか♪」


乃里子は剛志の腕を掴むと、逃げるように客間を出た。


客間から二人のため息が聞こえてくるようだった。



…−−−…
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