放課後姫とヤンチャな騎士
「なんでこうなったんだろう…」


「まぁまぁ。
剛志くんの為じゃないか。」


日曜日、澪と臣は繁華街を歩いていた。


「そうだけど…
梓ちゃんかぁ、心配だな。」


「まぁね…
でも懐かしいだろ?」


「…確かにね♪」


澪と臣は顔を見合わせて笑った。


裏道に入ると、二人は深呼吸をしてからビルに入った。


「こんにちわぁ…」


澪は恐る恐る扉を開けた。


「いらっしゃいませ♪」


扉の向こう側で待機していた梓は、ニッコリと笑顔で迎えた。


「澪先輩、臣先輩、お久しぶりです♪」


「…梓ちゃん、久しぶり♪」


笑顔を浮かべた澪と臣は、ゆっくりと店内に足を踏み入れた。



…−−−…
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