gently〜時間をおいかけて〜
その翌日のことだった。

今日の講義は午前中の2限だけで早く終わってしまった。

「お腹すいたな」

こう言う時は学食に行くのが当たり前かも知れないけど、学食は人が多過ぎるから苦手だ。

仲のいいグループばかりが集まっている。

だから、学食には行かない。

行かなければ、顔も出さない。

「マックにしよっかな」

そう思いながら、校門を出た時だった。

「あの」

声をかけられたので、あたしはその方向に視線を向けた。

本人を見た瞬間、あたしは自分の目を疑った。
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