いつかのMerry Xmas
「嫌よ。
 アンタなんかに運んでもらったら、雪が降るわ」

っていうか、そこらへんのまとわりつくような視線も、鬱陶しいし。

「そんな力ねーよ」

言うと、イチローはさっさと私の手から、キーボードを奪っていく。

「――もしや、飲みの会場に私を送らせる魂胆が――」

「惜しい。
 とりあえず、車でうちまで送って。で、それから一緒にタクシーで打ち上げ会場に行く」

い、いや。
なんでそんなことアンタに決め付けられなきゃなんないわけ?
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