いつかのMerry Xmas
ゲーマーの気持ちなんて、一生わかりそうにないなーなんて思いながら、詰め込まれていくキーボードを見つめる。

「――かっちゃんは、ゲームに私を誘ってくれないし」

ぽつりと呟いたのは、イチローはまどかちゃんと一緒にゲームをしていると、聞かされたせいだ。

「だってあれは――」

「怜一郎。
 忘れ物」

イチローの声を遮ったのは、かねやんだった。
両手一杯の袋を抱えている。

「あげる」

イチローの言葉に、かねやんは苦笑を浮かべながら、強引にそのプレゼントの山を私の車に乗せていく。

「――いや、せめて開けてやれよ」
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