いつかのMerry Xmas
抱えきれない、とぼやくので、イチローのもらったプレゼントを運ぶのを手伝ってあげる。

「相変わらず、大人気ね」

「妬いてるの?」

イチローの言葉に、私はきょとんとする。

「まさか。
 私、別に女の子から山ほどプレゼントを貰いたいなんて、思ったこともないけど?」

はぁっと深いため息を吐かれる意味が分からない。

「本当よ?」

一応念をおしておく。

「――だろうな」

イチローは綺麗な眉根に皺を寄せ、今までの疲れが一気に溢れ出た顔で、苦笑して見せた。
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