いつかのMerry Xmas
イチローの家から、打ち上げ会場まで、歩いていけない距離ではないけれどあまりの寒さでタクシーを呼ぶことにする。
少しでも安くあげたくて、下の階に住むかねやんも一緒に誘う。

会場についた途端に、イチローは女の子に囲まれてしまった。

「本当に人気があんのね」

私は肩を竦める。

「本気で知らなかったのは、ミューちゃんだけだと思うけど」

かねやんは皮肉をこめて、同じように肩を竦めて見せた。

「――ねぇ、かねやんは知ってるのよね?
 イチローやかっちゃんがやってるゲーム」

「つかそれ、日本人の大半が知ってると思う」
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