いつかのMerry Xmas
「そんなわけないでしょー、オーバーな。
 でさぁ、イチローはまどかちゃんと一緒にやってるって聞いたんだけど、どうしてかっちゃんは一人でやるんだと思う?」

「――は?」

かねやんは、脚を止めて私を見る。
私は思いっきりかねやんにぶつかってしまった。

「いったぁいっ。
 鼻が潰れたらどうすんのよ」

「そう思うなら前見て歩くんだな。
 もっとも、既に潰れてるようなもんだけど」

真後ろからぼそりと低い声。

私は慌てて後ろを振り向く。
嫌味なほどすらりと鼻筋が通っている男がそこに居た。

あれほど女の子に囲まれていたのに、どうやって抜け出してきたのかしら。

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