いつかのMerry Xmas
その手には、既にプレゼントを持っている。

私――。
イチローに何かをプレゼントしようなんて、思っても無かったけど。

そういえば、彼は一曲私にプレゼントしてくれたんだった。

どうしよう――。
こういう日にはやっぱり、何かあげたほうがいいのかしら。

無い頭を振り絞って考える。

「――あのさ、イチロー。
 私、今日は飲まないから、たまにはイチローが飲めば?」

元々お酒に弱いイチローは、滅多に飲みの席でアルコールを飲まない。

それは「ミユの面倒をみるため」――と、彼はいつも言っていた。


だから。
たまには――
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