いつかのMerry Xmas
いや、でも。
そんな仮説嘘っぱちで、もしかしたらテレビが二台あって、二人で別々に同じゲームを楽しんでいたのかもしれないけれど……。

ああ、もう。
わかんないな。


濁った煙を見ながら、ふぅと紫煙を吐き出した。

皆それぞれ酔いが回って、楽しそう。
珍しく素面の私は、そこまでのハイテンションにはついていけない。

そうしている間に、一次会が終わった。

「ミューちゃん。
 怜のこと、よろしくね」

かねやんが、当たり前みたいな顔で私を呼びに来た。

「よろしくって、別に。
 イチロー、泥酔しているわけじゃないんでしょう?」

言いながらも、不安になって立ち上がる。

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