今日も地球の上では☆1
「流くん」

隣の部屋の入口で、ミューが呼んだ。



「ん? どうした?」

「あの……今日の夕食も、一緒に食べよう?」



えっ?

あっ、そう言えば、夕食の話はしてなかった。



「でも、俺、食べに行く前に仕事終わらせたいから、19時は過ぎるけど……」

俺達の会社では、夜中まで仕事をする事が多々あるので、時間を言う時は『24時間方式』で言っていた。



「いいよ。一緒に食べよう? ねっ?」

ミューが訴えるように言うから、1人で食べるのも淋しいのかなぁ、と思い頷いた。



「分かった。じゃぁ、終わったらメールするから、部屋で待ってて? じゃぁ、後で」

そう言って俺は部屋に入り、作業服から私服に着替えた。



ミューを待たせてるので、さっそく計算を始める。

そして、30分経過。

予定通り半分位、計算が終わった時だった。



コンコン



ん?

気のせいか?



コンコンコン



あれっ? 気のせいじゃない。



「はーい」

ノックの音がして、俺は入口のドアを開けた。

もちろん居たのは、ミュー。


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