‡いとしきみ‡
「アキちゃんに連絡するの忘れてた」
大袈裟なアクションで、うなだれる稔。
そして“アキちゃん”と言う言葉にドキリとしてしまった俺。
変に思われない様にと、普通に振る舞う。
「今からでも連絡したら?つーか忘れちゃったら、彼女さん可哀相だろ」
「慎二もそう思う?でも今、式の最中じゃない?」
「抜け出してるから忘れてた(笑)そうだな…。うーん…メールだけでもしといたら?俺、嫁には連絡欠かさずするぞ?」
『まじかよ…“あの”慎二が(笑)』
アキちゃん発言から頭の中はトリップしていたが、慎二の意外な言葉で、正気に戻れた。
感謝だ…。
しかし、こうも人は変われるんだな。と、慎二をマジマジと見ていたら、
「いやん、えっち」
と真顔で言われた。
…今必死にメールを打ち込んでいる奴と、一瞬被ったぞ?
取り敢えず、
「きしょいわ」
と言い、チョップをお見舞いしてやった。
大袈裟なアクションで、うなだれる稔。
そして“アキちゃん”と言う言葉にドキリとしてしまった俺。
変に思われない様にと、普通に振る舞う。
「今からでも連絡したら?つーか忘れちゃったら、彼女さん可哀相だろ」
「慎二もそう思う?でも今、式の最中じゃない?」
「抜け出してるから忘れてた(笑)そうだな…。うーん…メールだけでもしといたら?俺、嫁には連絡欠かさずするぞ?」
『まじかよ…“あの”慎二が(笑)』
アキちゃん発言から頭の中はトリップしていたが、慎二の意外な言葉で、正気に戻れた。
感謝だ…。
しかし、こうも人は変われるんだな。と、慎二をマジマジと見ていたら、
「いやん、えっち」
と真顔で言われた。
…今必死にメールを打ち込んでいる奴と、一瞬被ったぞ?
取り敢えず、
「きしょいわ」
と言い、チョップをお見舞いしてやった。