満月の夜に逢いましょう




『満月だ……』




キラキラと少しずつ薄れていく魔法。


あの日から満月の夜までがタイムリミット。


アタシの身体は砂のように




風に揺られて消えた……
























「あのさあ」


「ん?」


「そんな作り話みたいな事が実際にあるわけないじゃん!

 パパって本ばっかり読んでるからそんなおとぎ話みたいなこと平気で言うんだよ」



呆れながらもちゃんと耳を傾けている娘。


笑いながら娘に言われたことに内心ショックを受けている。


「アイツも言うようになったな~


 お前にそっくりだな…」




優しく目を細めて笑う貴方。


アタシもつられて笑った。


手を取り温もりを感じる。




「今夜は満月だな…」




「そうね。


 こんな日は、あの時の事を思い出すわ」




うっすらと頬に残る痕を優しくなぞるようにキスを一つ落とした。






「また“満月の夜に逢いましょう”」








fin




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