俺様狼と子猫少女の秘密の時間①

「じゃあ行こうか！」という玲菜さんの言葉で、あたし達は学校を出た。


二人ともあの先輩の友達とは思えないほどにとても明るい。


ほら……類は友を呼ぶっていうじゃない？

もっとこう暗い感じの無口な人がお友達かと思ってたんだよね。


「…ね！　悠由ちゃん♪」


「は、はい。…はい？」


「うっそ～～～!!!」


「…はい？」


え…あれ。

聞いてなかった。


なにをそんなに驚いてらっしゃるんでしょう。

あたし…なんか変なのに同意しちゃった…？


「そうなんだー……あそこで初エッチ？」


「げほっ…！　げほっげほっ…」


むせた！

むせたし！

今お茶気管に入るとこだったんですけど！？


「んなっ……なに言ってんですか！」


「え？　違うの？」


「違いますッッ！」


「なんだー…つまんない」


つまんなくないですから。

決して。はい。