俺様野郎×鈍感女
*雄治


修学旅行でドコに行くのかは、先公たちがまだ秘密にしてるらしい。


そんなもったいぶんないで、さっさと言っちゃえばいいのによ……


めんどくせぇ先公たちだよな。



グループ決めと係決めが終わったグループはもう帰っていいらしくて、4人でどっか行こうという太一の提案で俺たちは、近くにある遊園地に行くことになった。


「じゃあ着替えたら、みんな学園の前ねー」


太一のこの一言で一旦解散した。


俺と徳岡は帰り道が同じらしく自然と2人きりになっていた。


「芳賀くんって家ドコなの?」


「もうちょい」


「……ふぅーん」


「お前は?」


「えっとね…こっから1時間くらいするよ」


1時間っ?


やべぇじゃん!


学校までどうやって来てんだ?


「歩きで学校行ってんの?」


「うん」


マジかよ……


「じゃあ…俺ん家来い」


「えっ?芳賀くん、鯉飼ってるの?」


コイツ、馬鹿だ……


鯉じゃねぇし、来いだよ!


「そういう意味じゃねぇよ。俺んちで待ってろ」


「なんで?」


「家遠いだろ?だからチャリ飛ばせは少しは早く着くだろ」


「……なるほど」


コイツ理解すんの遅いよな……


まっ、面白いけどな。


しばらく歩くと俺んちに着き、徳岡を家に入れた。
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