俺様野郎×鈍感女

「いいよ上がって♪」


「あぁ」


俺は家に入った。


「…………お前んちも十分広いじゃねぇか」


十分ってゆーより広すぎるんだけど。


3階建てだし。


リビングにはシャンデリアだし。


俺は徳岡の後を着いて行った。


2階への階段を上り、少し進むと徳岡が止まった。



「んーとね、あたしいつもここで着替えるんだ」


徳岡はそう言って、その部屋のドアを開けた。


そこは着替えるためだけの部屋らしい。


その部屋の中には、クローゼットばかりあって、そのクローゼットの中は服だらけ。


「今から急いで着替えるから、隣の部屋にいていいよ」


徳岡は一旦、その部屋から出て、隣の部屋のドアを開けてくれた。


「じゃあちょっと待っててね♪」


俺は着替え部屋の隣の部屋の中に入って徳岡がくるのを待った。


ってか…この部屋は何のための部屋?


壁紙が真っ青。


だけど家具は机、椅子、テレビしかない。


勉強するときに使うのか?


─ガチャ。


「お待たせー♪遅かったかな?」


「別に遅くねぇ………?!」


振り向きながら言うと、言葉が最後まで出ず、俺は徳岡を見ると驚いた。


黒のミニスカ…めっちゃ似合ってる……(笑)


しかも足細……っ。


スタイルめちゃくちゃいいじゃん。


「やっぱり…変かな?」


「……いや全然変じゃねぇ……むしろ…逆」


「???」


「なんでもねぇ……!」


コイツ鈍感…天然すぎて説明しづらい。


「行くぞ…」


「あ、うん」
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