この涙が枯れるまで


『着いた~!!』
『着いたな!!』


目的地の水族館に到着。僕達は入場券を買って、水族館に入った。

水族館に入るとまず現れたのは、イルカ。
ガラス越しにイルカを見ている百合。
まるでイルカと会話しているようだ。


『優君~!!かわいい~』

『すげぇ久しぶりだな~水族館』


『ねぇ~!! あっペンギン~!!』



『百合、そんな走るなよ』


僕は百合の後に着いていく。
百合の楽しそうな笑顔を見ているだけで十分だ。
もう少しで百合は旅立つかもしれない。
でも、僕は百合を好きである事に変わりはない。

僕はずっと百合だけだ。
そう思っていると、百合が僕の方に駆け寄って来た。


『どした?』


『まだ時間あるからゆっくり見ようかなって。優君と一緒に』



そう言うと百合から僕の手を握って来た。
僕は強く握り返す。
二度離れないように、強く握る。



『百合~イルカショー今からあるってよ!!見る?』



『見るぅ~!!』



僕達はイルカショーを見る事にした。




< 310 / 419 >

この作品をシェア

pagetop