どこかのカフェであいましょう


「っ!!!!!」


声にならない叫びに気付いた陽司さんが、後ろに立ってた人を叩いた


「こら藤臥!女の子いじめないの」


めっ!と怒られてる無表情の人―――藤臥さんは、無表情なのは変わらないのにオーラみたいなものがシュンってなった、気がした

「‥‥‥‥ごめん。これ」


そう言ってあたしの手の上に濡れタオルを置いて部屋を出ていった


「あいつ人見知りでさ、ごめんね。じゃあ部屋行こっか!彼方ちゃん」


「あたしの名前、いつのまに」


「桔梗ちゃんから聞いたんだ、霧島 彼方 でしょ?今日から一緒に住むんだよね!宜しく」


「どうも、宜しくお願いします」


「嫌だな〜同い年でしょ?タメ口でいいよ。後陽司って呼んで!」


「じゃあ、陽司‥‥‥‥」


うん!と力強く頷いて
「自分から言っといてあれだけど照れるね」と言って照れくさそうに笑った




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