どこかのカフェであいましょう


「桔梗さん、今買い出し行ってていないんだ!
けど、起きたら部屋案内してあげてって言われたんだけど‥‥‥動ける?」


「あー、はい。じゃあ お願いしまっす‥‥‥」


寝ていた体を手を貸してもらいながら起こすと、後頭部辺りがズキッと痛んだ


「‥‥‥いっ!」


「どうした?!ごめん、力強かった?」


「いや、ちょっと、後頭部が‥‥‥」


痛い、と言おうとした時
後頭部の痛みがひいて、かわりにヒンヤリとした感触にかわった


「‥‥‥痛く、ない」

むしろ気持ちいい
あれ?と、後頭部に手をやると冷たい濡れタオルらしきものに触れた
そのまま手を横にズラしていくと、何か動くものに接触した


「?」


恐る恐る後ろを振り返ると、そこには無表情であたしを見下ろす男の人!!!!









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