シルバーウルフ -Is this love?-
神父はそう告げて。礼拝堂の脇の木製デスクの引き出しを開けた。
青い十字架……。
神父が手にしたのは
青い十字架だった。
海より青く、空より青い色。
俺の幼さより青く、親に捨てられた傷より青い色。
それを持って、神父が俺に近付いてきた。
「裕慈、瞳を閉じなさい。」
言われるがまま、俺は瞳を閉じた。
その青い十字架を額に押し付けられた。
瞼(まぶた)の裏に無表情のイエス・キリストが映った。
イエス・キリストは、こちらを向いていた。
イエス・キリストの首が左へ移動して、顔が横に向いていく。
身体はこちらを向いたまま。
首だけが捻(ねじ)れて回っていく。
青い十字架……。
神父が手にしたのは
青い十字架だった。
海より青く、空より青い色。
俺の幼さより青く、親に捨てられた傷より青い色。
それを持って、神父が俺に近付いてきた。
「裕慈、瞳を閉じなさい。」
言われるがまま、俺は瞳を閉じた。
その青い十字架を額に押し付けられた。
瞼(まぶた)の裏に無表情のイエス・キリストが映った。
イエス・キリストは、こちらを向いていた。
イエス・キリストの首が左へ移動して、顔が横に向いていく。
身体はこちらを向いたまま。
首だけが捻(ねじ)れて回っていく。