シルバーウルフ -Is this love?-
「アナタのメガネステキネ~」

福建訛(なま)りを強くして、俺は後ろから笑瓶に声を掛けた。





「あんた福建か?俺は上海だ。」

振り向かず、笑瓶は用紙を探してくれている。





「ニホンのスターもソレをシテルネ」

今度はあえて訛りを消して言った。





「なかなか日本語上手いじゃねぇか?」

笑瓶は入学用紙を見つけたらしく、そう言いながら、それを取り出して確認をしていた。








俺はジャンパーのジッパーを静かに…静かに…降ろした。



2丁のリボルバーを音も立てずに抜いた。



日本語学校まで、歩き過ぎて喉が渇いていた。



マジでペプシが飲みてぇと思った。









「オイ、オマエ、ショーへイ、シッテルか?」


「ん??」「なんだ??“オマエ”だ?口の聞き方しらねぇのか?この福建のど田舎者が……………………」

言いながら笑瓶は振り向いた。



そして、自分に向けられる2丁のリボルバーに気付いた。






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