シルバーウルフ -Is this love?-
俺は座ったまま振り向いた。


両手の拳銃を蹴り倒した引き戸に向けて連発した。


残りの蛇頭と高田に“終わったぞ?”と律儀に知らせるため。





弾が切れた。拳銃を床に捨てた。




デカの拳銃を拾う。弾は4発。


チビの拳銃を拾う。弾は3発。


両手にその拳銃を握った。




2階で4匹の蛇頭。
この事務所で4匹。




両手の拳銃を一旦、床に置いた俺。指で10本の指から4本を2回ひいた。




8匹殺した。
蛇頭の残り2匹。




高田の分の指を1本足した。




……とにかくあと、3匹だと理解した。










血が流れ出ている太ももと頬。




“メイ”のことを想わず、俺はあえて




青い十字架を思い出した。




まるで……、モルヒネを射ったみたいに痛みが消える。



不思議なくらいに傷が塞(ふさ)がる。



俺は鼻をつまんで笑った。








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