シルバーウルフ -Is this love?-
後ろへ吹っ飛ぶ裕香。さすがに俺も目を見開いた。



有無(うむ)も言う暇もなかった。



後頭部を壁にぶつけた。



身体が弾けた。裕香はそのまま、ソファーにだらしなく横たわった。



ウェーブの髪。それで表情が隠れている。



太ももから尻のライン。成熟した女の象徴が艶(なまめ)かしい。








そのラインが微(かす)かに動いた。



「裕慈、久しぶりなんだから……、まずは、やっぱり、撃つより挨拶が先でしょ?」

裕香はゆっくり起き上がる。



撃ち抜かれたハズの傷口は……、嘘みたいに……、塞(ふさ)がっていた。





「裕慈、もう1度、撃つ?でも、この高田の事務所、あんまり汚しちゃダメだよ?」

そう言ったあとに





“フフッ”って……





また、笑いやがった。








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