シルバーウルフ -Is this love?-
しかし、その2日後。



1月の中旬頃。何故か俺に時期外れのサンタクロースが来た。



2段ベッドの上段の俺の枕元。包み紙を剥がしたら、新品のラジコンカーだった。











医院の処置台に腰を掛けた裕太。包帯で頭が痒(かゆ)いのか、人差し指で掻(か)いている。


「…………裕慈、遠山知事からのモノの代わりに、あの時、枕元にラジコンカーを置いたのは俺だ。」

裕太の唐突なカミングアウト。

今さら、本当にどちらでもよい話。



しかし、俺の知らなかった1つは明かされた。


確かに、あの時期外れのサンタクロースのおかげで、俺に幸せが帰ってきた。それを素直に嬉しく感じた。





それは確実に覚えている。








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