シルバーウルフ -Is this love?-
「メイ、ゆで卵はいらない。お前が腹いっぱい食べろ。」

俺は医院の出入り口に向かいながら言った。





「ハイ。」

メイの声が背中に返ってきた。裕太はその驚きを隠せない。コンマ1秒でメイに振り向いた。




「うん。」

俺は言い残して、自分の部屋に戻った。







メイは2人分の朝食。あと、裕太に持たされた“メイの調査報告書”を部屋に運んできた。



俺たちは丸いテーブルに座って並んで食べた。



調査報告書はA4用紙1枚だけだった。俺はトーストをかじりながら目を通した。



メイの過去。



それは、どこにでも転がってるような話だった。








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