想い

自転車

あなたの隣を独占したい。
あなたのひいてる自転車にまで嫉妬しちゃう私。
あなたの左側は私の特等席なんだよ?
自転車は右側ね?


自転車に乗るあなたは、すぐにどこにでも私を置いていけそうで…
なんだか苦しかった。
私は自転車に乗ることないから、追いつけない気がした。


一度だけした二人乗り…
なんだか恥ずかしくて、あなたの服のはしっこをちょこんってつかんだんだ。
本当はもっとぎゅってしたかった。


今は自転車…
いつかこれが自動車にかわるんかな?
その時、助手席に乗ってるのは私かな?
私は待ってるよ?
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