鳳龍~伝説の少女~

新しい命

朝目が覚めて朝食の準備を済ませたあたしは、まだ寝ている仁を起こしに向かった。






千「仁、朝ごはんできたから起きて」






仁「ん」






仁はまだ開ききってない目を擦って寝ぼけたまま食卓についた。






仁が目の前で黙々と食べ始めていて、あたしも口に入れようとしたら急に気持ち悪くなって、すぐに洗面所に向かった。






あたしの異変に気付いた仁も後から付いて来て背中を擦ってくれた。






仁「大丈夫か?」






千「うん・・・」






仁「念の為病院に行った方がいいな。今から行くぞ」






千「えっ?」






仁「何かあってからじゃ遅いだろ」






千「うん・・・」
< 251 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop