華〜ハナ〜Ⅰ【完結】





「侑希んちってどこだ?」







………………。




その瞬間、車内の気温が下がった

と思う。




私の負のオーラで。








なんで行き先知らないのに車は走ってんのよ…








「ゆ…侑希……?」



私の異常な負のオーラのせいか、楓がためらいがちに聞いてきた。





でも、私は家に帰りたい。


ここは大目に見て家を教えないといけないと思った。





私は、覚えたばかりの住所を言い、気持ちを落ち着けた。






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