華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
「うわっ!なんだ!?」
男の、声がした。
私は、今日も眠りを妨げられたことにイラつきを覚えながらゆっくりと目を開けた。
「あれ?あんた、昨日の……」
目を開けると、可愛い顔をした茶色い髪の男…いや、男の子がいた。
「なんでこんなとこに女がいんだよ?」
その男は、あからさまに不機嫌になりながらそう言った。
なんでって…
「眠たくて。」
それ以外には、嘉と話すのが嫌になったから。
まあこれは、いう必要はないだろう。
「てめぇ今すぐここから退けよ。ここは俺の寝場所なんだよ。」
こめかみをひくつかせながら、そう言った。