「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

誰だ?こんなに朝早く。

今の時刻はまだ7時過ぎ。彼女がまだ寝ているのを確かめて玄関のドアを静かに開けた。


「おはようございます」


「あっ…おはよう」


そこにいたのは宮崎だった。


寝てないのか…目の下にクマがうっすらできている。



「あたしが変わりますよ。今日休みだし。赤坂さん、仕事でしたよね?」


服…昨日と同じだから一度帰った方がいいですよと言われた。確かに…このままは不味いな。

「それに、ヒドイ顔だし。イケメンが台無しですよ」


冗談っぽく笑ってみせる宮崎。その姿が逆に強がってるように見えて痛々しく感じた。


だからだといって、宮崎が自分から何も話さない限り何も聞いてはいけない空気が彼女のまわりを張っていて


それが彼女を支えているように思えて


「分かった。田崎さん、今日は?」

「仕事です」

「じゃあ、田崎さんも今日は休みにするから。上には俺が上手く言っておく」

「よろしくお願いします」

「あぁ。じゃあ、よろしく頼むな」


そう言って俺は田崎さんの部屋を後にした。



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