「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
「あの頃の俺は、ダサくて…人見知り。オマケに勉強も運動もダメ。何度も親に言われましたよ。『アンタも赤坂さんとこの誠くんみたいに勉強頑張りなさい』ってね。
アンタは目立ってたから、何かにつけてよく親から比べられたよ」
元々、立派な一軒家に住むアンタと、借家で貧乏暮らしの俺。
全く正反対な俺に、アンタと同じようになって欲しいと親から思われても、俺には無理な話しだったんだ。
それでも、少しはアンタに近づきたくて頑張った。
「日陰にいる俺を知らないアンタに近づきたくて
時にはアンタの真似なんかして、カッコ良く笑えるようにさえもした。
いま想うと…自分で笑えるよ…。
俺がアンタになれるはずもないのにな…」
馬鹿だよ…俺は…
「頑張れば、お前だって誠くんみたいになれるはずだ!!」
そう言って俺に期待する親の気持ちに応えようとした俺が馬鹿だったんだよ…。