「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

それに気付いたのは中学の頃。


赤坂さんが通ってるトップクラスの高校に俺の実力では通えないと悟った時だった。



その頃は、俺には無理だと親も感じたのか…俺に興味を示さなくなっていった。


代わりに、出来のいいすぐ下の弟に期待するようになった。


早い話し。見捨てられたんだ…。俺は…。



悔しさと情けなさが俺を襲った。



何もやる気が出なくて学校もサボったりもした。



それでも、親は俺に何一つ言ってこない。


あぁ…これは完璧見捨てられてたんだなと痛感したよ…。



気力も失せて、引きこもっていた俺を元気付けでくれたのは


「和利。いつまでもいじけてんのよ!!」


そう言って俺を励ましてくれる幼なじみの皐月だけだった。



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