「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
まるで廃人同然の和利をそのままにして帰ることもできなくて、その場に立ち尽くしてるだけのあたし。
「早くー…早く帰れよう!!」
そう叫んであたしを睨み、握りしめた拳で冷たい床を叩いた和利の瞳は言葉と裏腹に頼りなくー…
「助けてくれよ」
そう訴えているように見えた。
やっぱりー…このまま和利を置いて帰れない。
「帰らないよ…あたし…」
「なんでかえんなんだよー…?はやくー…かえれようー…帰れって言ってるだろう!!」
和利の怒鳴り声に体がビクリと強張った。
コワイー…。けど、そんな和利を見てると泣きたいぐらいに胸が苦しくて張り裂けそうだよー…。