「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

仕事を休み続けて一週間が過ぎた頃、久しぶりに部屋のインターフォンが鳴り響いた。



抜け殻状態で何もする気力も持てず、無精髭を生やした顔で玄関のドアを開けると



「なに?その顔。ヒド過ぎじゃない?」


眉間に皺を寄せて呆れ顔でちゃんとお風呂入ってるの?と聞いてくるその人に、俺は唖然として言葉を失った。

「なに?人の顔ジロジロ見て」

しかめっ面で言われた言葉に

「お前…その髪…」


そういう言葉しか出てこなかった俺。


そこにいたのは、長かった髪をショートにバッサリと切った茜の姿。


茜がここに来ていること以上に、その姿に驚いてしまったんだ。



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