「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
すると、俺の顔を一瞥して床に落ちていた雑誌を拾い上げパンパンと手で埃を払った。
「お前…聞いてるのか?」
冷たい口調は変えず言うと「煩いわね」と再び眉間に皺を寄せて言われた。
「煩いって…おまえなぁ…」
「あぁ~もっ。なに?さっきから。お前・お前って。あんた、あたしのなに?」
「ハァ?」
なにって言われても、なんて応えていいか分からない。
返答に困っている俺を横目に見ながら茜は今度は掃除機を手に取り、コンセントを伸ばし始めた。
「ちょっ!」
やめろよと茜の腕を掴むとバシッと片方の手で、その腕を叩かれた。