「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
頭がクラッとふらつき、体のバランスを崩した。
もう少しで倒れてしまいそうだった俺の体を「大丈夫ですか?」と宮本さんの手が支えた。
「離せ」
静かに呟く俺の言葉に、パッと手を離した彼。
もう、俺の言葉に感情など何もなかった。
まだ明るい病室の中。俺の目の前は暗闇に包まれたように真っ暗だ。
真っ暗で、何も見えない。何も…何も見えないー…。
もうー…何も…感じないー…心が壊れたのは、きっとこんな感じなんだろうな…。何も感じられないー…。
今なら…お前の心の苦しみが分かった気がするよ…早咲…。
お前もー…こんな絶望の闇の中にいたんだな…。