「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

─────にんしん…?沙織が妊娠…?


「本当…なのか?」


そう聞く俺にコクリと頷く沙織を気づいたら抱きしめていた。


「どうして黙ってたんだよぉ…?」


沙織が妊娠して赤ちゃんがいる。それがただ嬉しく喜ぶ俺から、沙織はまたしても俺から離れた。
「沙織?」


「どうして?どうして喜ぶの?」


涙をポロポロこぼしながらどうして?と聞いてくる沙織を再び抱きしめた。



「どうしてって、そんなの決まってるだろう?俺と沙織の「違っていたら!!」」


沙織が俺の言葉を遮り、両手で俺の体を押しのけて離れた。

「沙織…?」



「もしもー…誠さんの子供じゃなかったら?」


「えっ?」


「もしもー…もしもー…早咲さんの子供だったらー…?」

目に一杯涙を溜めて体をプルプルと震わせている。


沙織…お前…だから…?だから、俺から離れようとしていたのか?


だから…?


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