「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
もう…嫌われた…完璧に嫌われたに決まってる。
こんな状況…どんな風に想われても仕方ない…軽蔑されたに決まってる…もうヤダ…消えたい…消えてなくなりたいよ…。
止まらない涙が溢れてきて唇ギュッと噛み締めた。
噛みしめすぎた唇は切れて鉄の味が口の中に広がる。
さっきから黙ったままの赤坂さん。
いっそ最低な女だとなじられ、貶された方がいい。
その方が諦めがつく。
今度こそ赤坂さんを諦められる。
だからお願い…何か言って…。
そんなことを考えていた時だった。
不意に頬に風を感じたと思うと体がフワリと宙に浮いた。
ビクッと体を強ばらせて目をギュッと瞑る。
なにが起きたのか分からなかった。
怖くて仕方なかった。
恐怖で怯えていたあたしの耳に聞こえてきたのは
「怖がらないで…俺が君をまもるから…」
月明かりの下、優しい瞳で見つめる彼の声。
「あかさかさん…?」