「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

認めたくないのに…これは何かの間違いだと思いたいのに…


体の奥に残る僅かな感覚に、それが嘘じゃないと思い知らせれる。



イヤだ…イヤだ…こんなの…イヤ!!


声に出したいのに…声が出ない…。



「綺麗だったよ」


そう耳元で囁く早咲さんから逃げたいのに…体が強張って動けない。



体に力が入らないよ…



助けて…何度も心の中で叫んだ。


赤坂さん!!助けて!!


何度も彼の名前を呼んだ…だけど…



──────
───


「どうして…ど…して…」



あなたがここにいるの!?


あなた以外の人に抱かれたあたしなんて…あなたにだけは見られたくなかったのに!!知られたくなかったのに!!



ようやく出た言葉と涙は悲しみでしかなくて、ガクガクと震えが止まらない体をただ必死で隠した。


< 96 / 372 >

この作品をシェア

pagetop