龍蝶~彼らとの出会い~
「じゃあ、窓際の一番後ろに座ってください」

わお!!超定番!!寝れる!!

あたしはうきうきしながら席に着いた。


「じゃ、これでホームルーム終わり!!次の時間は自習にすっから、寝るなりなんなりしろ」


そう言ってもっちゃんは教室を出て行った。っていうかそんな適当でいいのかよ。

そんなことを考えていると一気に周りに人が集まった。


「瑠羽ちゃんって呼んでいいかな…?」

「あ、はいどうぞ★」

「瑠羽ちゃんって彼氏いる?」

「あ、一応今はフリーです!!」

「今度遊び行かない!?」

「忙しいので行けませんごめんなさい」

あーーーー!!!もうっ!!!別に質問なんてしなくていいじゃんっ!!

いよいよあたしがキレ始めた時…


―ガラッ

「…あれ?今日自習?」

「なんだよ。ほら、さっきみたいに騒いでろよ」

「よかった~もとピーいないから怒られない♪」

「はぁ…。千紘がいつまでも寝てるから遅れたんですよ」

「…………。女がいる」

「「「「えっ!!」」」」


教室に入ってきたおそらくこのクラスのやつだろうメンバーが一気にこっちを見てきた。

見んなよ照れるだろ★
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