憧れの恋 ―私はあなたが必要です―



みんなの言い合いを見てたら自然と顔がゆるんでくる。


みんな楽しそうだなぁっ!


まわりをみてニヤニヤしてた私。


隣の坂口を忘れてた。



「お前何にやけてんの?」



坂口が怪しそうにこっちを見てる。



「いいじゃない別に。」


こんなに文化祭でテンションがあがらないのもこいつくらいだ。


「そんなに楽しい?」



ふいな質問に私は戸惑う。


なによいきなり!




坂口を見るとなぜかこっちを見て笑ってる。




「当たり前じゃない!高校最初の文化祭なんだからっ。」


そうよっ!


文化祭なんだから!




< 44 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop