憧れの恋 ―私はあなたが必要です―
あるとき、小学校からの帰り道。
俺はどこかに出かけていく母さんを見た。
いつも以上に化粧をして、着飾った母さんは、俺の知っている母さんじゃなかった。
驚いたよ。
あんなに生き生きしてる母さん、見たことなかった。
あのとき俺は、ただの好奇心から母さんの後をつけたんだ。
たどり着いたのは喫茶店。いつも家族で通うところだった。
でもいつもと違うことは、母さんが知らない男の人と会っていたこと。