☆男目線☆ 【完】
第三章

新学期

――新学期――


まだ夏の香が残るこの時期、無事に新学期を迎えることができました。


窓の外を見ると、近所の子供達がランドセルを背中にしょって、元気よく走り回っている。それを瑠羽は微笑ましく眺めていた。


久しぶりに学校のみんなに会える事をワクワクした躍動感に駆られながら家を後にした。




瑠禾・瑠偉・竜也・瑠羽の4人は横並びで登校し、学校の門に近づくと女子の大群が。




「「「「キャーーーーーーーッッ」」」」


「「「瑠禾様ーーーーーッッ」」」

「「「瑠偉様ーーーーーッッ」」」

「「「竜也様ーーーーーッッ」」」

「「「瑠羽君ーーーーーッッ」」」




瑠偉兄と竜也は“またか”と言わんばかりの渋面をしだした。


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