☆男目線☆ 【完】

紅輝side

―紅輝side―


瑠羽に告白して数日｡
想いを伝えるのは早すぎただろうかと軽く自己嫌悪になりかけながら学校へ行く｡


学校での俺は馬鹿な奴らを弄って暇な時間を埋めている｡


そんな生活も飽きて､机に頬杖をつき､窓の外を眺める｡


思い浮かぶのは瑠羽の笑顔｡


まさかの一目惚れだった｡


まさに美少女｡


花が綻ぶように笑う瑠羽に見とれた｡


そして瑠羽の栗色の髪に触れたくなって､頭を撫でたんだ｡






海「紅輝〜どうしたんだよ〜しけた面してさぁ｡」


帰りのＨＲ中だというのに､俺の前の席に顔をこっちに向けながら誰かが座ってきた｡


こいつは俺とつるんでる奴の一人で､名前は海(ｶｲ)｡