私の彼氏は小学生!?
「…そのっ……好きな人が…いるの………」
和泉は俯きながら梓に伝えた。
「………ん…」
早河君は優しく話を聞いてくれてる。
「どんなに自分にとってプラスになることをされても私は気持ちが揺らがなくて……あの…本当にごめんなさい…。」
深々と和泉は梓に頭を下げた。
「うん…何となく気づいてたよ…。
蓬さんが他に好きな人いること……
その好きな人ってさ…今日の絢斗君、だよね?」
梓は首を傾げて和泉を見た。
わかってたんだ…
「そうなの……
でもっ…絢斗君はまだ小学生…
ランドセルを背負って義務教育を受けてる子……
認めてくれる人なんて…中々いないよ…。
20代とか30代になればきっと6歳の差なんてちょっとだけど、まだ10代の私には…周りの目が怖い………」