果てない恋色空



「…いつものことですよ」


雪野は遠い目で見るようにそう言った。


そして
朝食を持ってくると言い、

行ってしまった。




「…まったく。


なんなんだ」






「おーい!

おはよう♪」


突然襖から顔を出した、
男…の子?




「だれだ?」


私は眉間にシワをよせて
きいた。


朝から
五月蝿いヤツだ。






< 12 / 62 >

この作品をシェア

pagetop