出来ちゃった恋愛
きっとお酒も入ってるからだと思うけど…。



なんなの?



「悠都と先に寝る!!」

「なぁ」

「なに?」

「悠が寝たらさ…やっぱなんでもない」



なにが言いたいの?



マジでムカつく。



先に悠都とベッドに入った。



こっさん達と久しぶりに騒げて気分よかったのに。



なぜか無性に泣きたくなった。



悠都が寝てしばらくしてからやって来たサキには寝たふり。



チュッと悠都の頬にキスしてからなにも言わず背を向けて寝始めた。



なにが言いたかったんだろ…。



「ユズ…?寝た…よな?」

「起き…てる…」

「リビング行かない?」

「なんで?」

「いいから来て」



サキに言われるがままリビングへ行くと、テレビだけを着けた薄暗い部屋。



なぜか急に抱きしめられた。



「卒業させてやれなくてごめん」

「えっ…?」

「ってのはまぁ、前から思ってたことで。あのさ、悠都が生まれてから俺、放置されてね?」

「して…ないけど…」



なんだソレ!?



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